Q 妊娠したかも・・・?

≪Q1≫もしそのとき気がついたら

≪A1≫

あ、コンドームが破けてた!
うそ、出しちゃったの!?間に合わなくて、中に出ちゃったみたい!
安全日だと思ったら、勘違いしてた!・・・

様々な理由がありますが、もし、妊娠の可能性がある日の2日以内に気がついたら、まだ、手はうてます!大至急当医院を受診し、モーニングアフターピルをもらってください。これで98%は妊娠しないといわれています。ただし、失敗の可能性はあるという事と、薬をのんでいる間(一日くらい)気持ち悪くなる事がありますのでご相談ください。

もし、基礎体温をつけているようなら、もう一度、基礎体温を確認して受診してください。妊娠の可能性がある日が、高温期になってから3日以上経っていれば、妊娠の可能性は低くなります。基礎体温をつけていても、意外に、安全日を勘違いされている方が多いので、もう一度確認して受診してください。



≪Q2≫生理が遅れているのに気がついたら

≪A2≫

生理が順調な方は、生理が遅れたと思ったら、すぐに妊娠反応で確認できます。ただし、ストレスなどで排卵が遅れることもありますので、もし、陰性でも7〜10日後に再検査してみてください。

また、一般検査と当医院での検査は異なりますので、来院してみてください。

まずいなと思ったら、早めに基礎体温をチェックしておく事をお勧めします。もし、高温期が3週間以上続いていたら、ほぼ、妊娠に間違いありません。逆に、低温期が続いていれば、卵巣機能不全等の病気が考えられます。



≪Q3≫妊娠反応が陽性だった場合

≪A3≫

  1. まず、当医院を受診してください。母体保護法指定を受けている当医院のような施設でなければ手術はできません。電話の確認では、貴女の今の状態などを聞かれる事がありますので、必ずご自分で電話をかけてください。個人の情報は絶対お守りします。

  2. 当医院で妊娠を確認してください。超音波などで、子宮の中に妊娠している事を確認しないと、場合によっては、子宮外妊娠に気がつかない事があります。子宮外妊娠に気がつかないで進行すると、命にも関わるような大出血を起こすことがあるので、自己判断は絶対おやめください

  3. 次に、手術についての説明を良く聞いてください。持病などがあると使えない薬があります。また、今使っている薬なども、きちんと医師に話してください。麻酔の薬と相互作用を起こす事もあります。手術には合併症が起こる事がありますので、きちんと聞いてください。合併症が起ったときにどのような対処をするのかご説明いたします。

  4. 中絶手術には、保険適応はありません。必ず、手術前の検査から術後の検査まで、自費診療となります。(ただし、手術による合併症などが起これば保険診療の適応となります)だいたい10万円弱と考えてください。その他に、術前や術後の検査料がかかります。

  5. 手術前には、様々な検査が必要です。手術によって出血などが考えられますので、貧血の検査や血液型の検査を行います。また、麻酔を受けるために心電図の検査や、感染症の検査なども行います。(当医院では通常、静脈麻酔を用いております)

  6. 手術の日に用意する物や、必要な準備を忘れないようにしてください。特に、「母体保護法」に従った承諾書がないと、どんな理由があっても手術はできません。心配なことなどありましたら、どんな些細なことでも結構ですので、必ずご相談ください。

  7. 手術が終わっても、次の日までは安静が必要です。あまり動き回ってしまうと、出血・感染がひどくなる事があります。特に仕事などは休むように日程を組んでおきましょう。ピルをのむ予定がある場合には、早めにご相談ください。術後一週間以内に内服を始めるのが効果的だといわれていますが患者様により異なりますので、ご相談ください。

  8. 手術後、必ず術後検診を受けてください。場合によっては、外に見えない出血が子宮の中にたまって、重症になっていることもあります。必ず指定の日に検診を受け、術後経過が順調である事を確認してください。また処方された薬は必ず内服してください。

  9. 手術の後、生理が起こるまでは1〜2ヶ月かかるのが普通です。その間に不正出血や、軽い腹痛などが起る事がありますが、ひどい症状でなければ心配はいりません。心配なことなどありましたら、どんな些細なことでも結構ですので、必ずご相談ください。


≪Q3≫最終手段

≪A4≫

残念ながら、最終手段を決断せざるを得なかった方。もう一度、よく考えてみてください。本当に手術することが必要なことなのか。2人で引き起こした結果でも、最終的に手術を受けるのは女性自身であって、身も心も大きく傷つくのです。相手とよく相談して、あなた自身としても決心してください。もしかすると、出産するという方法も可能かも知れません。 また、手術するとしても、貴女自身が手術をしたことによって、今よりもっと進んでいけるように前向きに考えてください。手術したことを心の傷として持ち続けるのではなく、手術したことによって自分の道を進み、自己の実現を果たせることができれば、きっと、生を受けられなかった子もあなたを応援してくれると思うのです。そして、手術をする我々も、だからこそ、お手伝いをする価値があると信じています。


【麻酔】
手術の麻酔は「静脈麻酔」です。最も安全な睡眠薬と考えていただければ良いと思います。薬によっては、喘息の方に使えないものもありますので、今までの病気のことなどをきちんと医師に伝えてください。精神安定剤を長期服用していたり、過度の緊張をしている方は効きにくいことがあります。また、あまり使いすぎると呼吸困難になることがある薬ですので、手術中に十分に効かない方も、まれにはいらっしゃいます。 【手術】 「吸引法」を使用いたします。吸引法では、細い管を入れて真空で吸い出してしまいます。

【合併症】
手術には、いくつかの合併症が考えられます。子宮の壁に食い込んでいる組織をはがすので、出血は必ずあります。ただし、子宮が元の大きさに縮む力で、血管が押しつぶされ、出血は少なくなるのが普通です。子宮の出口の近くや卵管の近く等の弱い部分に妊娠していた場合、子宮壁の傷が大きくなる為、出血が増えることがあります。また、子宮の縮む力が弱いと、いつまでも出血が止まらないことがあります。さらに、子宮の変形(二つに分かれていたり、中に壁があったり)があると、壁に傷がついたり、出血する部分が大きくなるので出血が止まりにくくなります。そのほか、血液の病気などがあると、出血が止まりにくくなることがあります。 術後には、抗生剤などを処方され、子宮の感染を防ぎます。しかし、術後安静を守らないと、子宮の中に細菌が入り、炎症を起こすことがあります。ひどくなれば、全身に菌が広がることもあります。また、炎症のあとが瘢痕(硬い組織)になって癒着(くっつく)すると、その後の妊娠が難しくなることがあります。

【合併症に対して】
何といっても感染症と出血です。出血がひどい場合には、輸血や開腹手術が必要になる場合もあります。しかし、ほとんどの場合は、子宮の収縮剤を投与する事で治ります。血液型がRh(-)の方は、抗体ができる前にグロブリン(免疫物質)を投与する必要があります。これをしないと、次の妊娠の時に血液型不適合を起こして流産の原因になったりします。Rh(-)型の血液の型は、あらかじめ医師に相談してください。